2011年2月26日土曜日

日本人がよくする間違い(

日本人がよくする間違い(TOEICで920点取った医師の英語学習サイトより)



このページでは、日本語を母語とする人が特に間違いやすいポイント等を解説します。
なお「日本語を母語とする人」を今後「日本人」で代用させます。便宜上ご了承をお願い致します。

Congratulatin! と言う

「おめでとう」と言いたくて"Congratulation"と言う人が多いですね。

これは複数形で"Congratulations!"といわなければならないのです。 また日本語の「おめでとう」とは違い、誰かが何かを成し遂げた場合だけに使います。 だから「誕生日おめでとう」の「おめでとう」などでは使いません。

そのほか書き言葉でも"Best Regard"と手紙の最後に書いたり、 この複数形扱いの部分がうまく認識できない人が多いようです・・・。

My name is....と自己紹介する

間違いではないんですが、非常に硬い表現です。普通は

"Hi I'm Teruki, How are you doing?"

などのように自己紹介します。なかなか日本人は"informal"な 席での自然な会話の仕方を知らないですね。日本の社会がフォーマル中心だからでしょうか・・・。


"Please"を「丁寧語」のつもりで使う

"Please"を付ければ丁寧になる事は確かなのですが、これも状況によるんです。 例えばエレベーターで「先に乗って下さい」という事が言いたくて

"Please go ahead."

と言う場合や、レストランで「何か飲み物は?」と聞かれて

"Coffee please."

と言ったりするのは自然ですが、 例えば相手に本当に頼み事をする場合は

"Please."

をつけるだけでは失礼なんです。だから

"Please open the window."

とはあまり言いいません。これではかなり「命令的」に聞こえてしまうんです。 (よっぽど親しければ使います)

"Can you open the window?"

でもまだ「丁寧度」は低いです。

"Can you open the window please?"

で「丁寧度」が上がります。

"Would you mind opening the window?"

が一番自然で親しみのある言い方です(一番ネイティブがよく使います)。


時間の「まだ」を"still"と直訳する: "It's still 9:30."など

時間を表すときの「まだ」は"only"で表されます。だから

"It's still 9:30."

ではなく

"It's only 9:30."

という言い方が自然です。


"I'm very exciting!"のように言う。

典型的な間違いで、

"I'm very excited!"

と言うのが正しいです。他にも

"I'm interesting!"

とか

"I'm boring"

などと言う人が多いですが、(頭では間違いと分かっているかもしれないのですが) 中級者レベルまでの人によく見られる間違いです。


お礼のつもりで"Sorry."という

「すみません、どうも」の感覚で"Sorry."と言う人が多いですね。例えば飲み物を出されて

"Oh, sorry."

ではネイティブは何で謝っているのか分からなくて「???」状態になってしまいます。

"Thanks."

と言うのが自然な表現です。


"Thank you."しか使わない。また"Thank you very much."の使いすぎ

これは間違いではないんですが、かなり表現の幅をせばめています。また

"Thank you very much."

は非常に硬い表現で、フォーマルな席以外ではあまり使わなれないんです。
よく使われるのが

"Thanks."
"Thanks a lot."

などの表現です。ちょっと凝って

"Thanks a million."

ということもあります。また

"Thanks very much."

というのも間違いではないですよ。


"Yes"と"No"の使い分けができない

これは日本人に典型的!英語では「相手の言った事」が正しいかどうかで"Yes""No"を言うわけではなく、あくまで文法的に "Yes"なのか"No"なのかで考えます。例えば

"Don't you have a car?"

と聞かれて、車が無ければ

"No, I don't."

ですね。これも頭では分かっている人は多いのですが、突然聞かれると混乱する人が多いみたいです。 普段からイメージ練習などをしてなれておきましょう。一番日本人にとって厄介なのは例えば

"Would you mind opening the window?"

などで、これは窓を開けても構わないのなら

"No, I don't mind."

となります。


(上級者向け)"Yes"" No"の誤解の誤解

これは今言った事と反対なので混乱するかもしれないんですが、ネイティブも「日本語のような」 "Yes""No"の使い方をたまにする事があるんです。
例えば、恋人同士喧嘩した後で

"So, you don't love me any more!"

などと言われて、

"No, no no no, I love you!"

と答える事があります(笑)。これは

"that's not what I meant."

などの意味を省略して言っているのですね。決して

"No I don't love you."

という意味で"No"を用いているわけではないです。
次に、先ほどの

"Would you mind opening the window?"

の例ですが、この場合は

"I don't mind."

の意味で一言

"No."

とだけ言えば、実は窓を開けたくないように聞こえてしまいます。

"No, I don't mind."

まで全部言わないといけません。またネイティブは

"Yeah, go ahead."

とか、

"Sure."

などとよく答えます。覚えておきましょう。


"go"と"come"の使い分けができない

例えば、「食事が用意できたよ」と言われて「すぐに行く」ということを伝えたければ

"I'm coming right away."

といわなければならないんです。ここで

"I'm going right away."

と言ってしまうのは中級レベルまでの人がよくする典型的な間違いです。

これは英語では話し相手の位置を基準に考えるからです。 例えば誰かアメリカに住んでいる人に「会いに行きたい」と言う場合は、 その人に直接いう場合は

"I want to come to the states and see you."

だし、他人にいう場合は

"I want to go to the states and see him."

という事になります。